FXの自動売買は、一度条件を設定すれば寝ている間や仕事中でも機会を逃さず取引できます。
「FX取引をしたいけれど時間がない」「毎回売買の判断をするのは精神的な負担が大きい」といった人も、無理のない取引が可能です。
自動売買ツールは提供元や運用方法が様々で、選び方を間違えると詐欺や大損の危険性も。
本記事ではおすすめのFX自動売買について、以下の内容で初心者にも分かりやすく解説します。
- FX自動売買におすすめの8社を紹介
- 運用方法の違いやおすすめの選び方
- FX自動売買のメリットとデメリット
- FXの自動売買が危険・おすすめしないと言われる理由
- FX自動売買の失敗リスクを抑えるコツ
- FX自動売買のおすすめを知りたい人のQ&A
FX自動売買を始めたいときは、金融庁から認可を受けたFX会社で口座開設すると詐欺に遭うリスクをなくせます。
FX会社の選び方や、FX自動売買のメリットとデメリットも解説しているので、自分に合った運用方法が選べるFX自動売買を選びましょう。
本サイトが独自に調査した、経験値やニーズに合わせて様々な運用方法が選べるおすすめのFX会社8社は以下の通りです。
FXの自動売買におすすめ8社を選び方とともに紹介
FXの自動売買を始めたいときは、FXに関する経験値や希望する取引手法によりおすすめの選び方が異なります。
以下のポイントを元に選ぶと、自分に合うFX会社が見つかりやすいです。
- 全くの初心者は売買システムが構築された選択型が向いている
- リピート型は手動設定と既存プログラムの利用の2通り
- 開発型は自身でルールを構築する必要があり上級者向け
売買システムが構築された状態の選択型では、好成績を残すトレーダーの取引を自動で真似したり、専門家が作ったストラテジー(戦略)で売買が行えたりします。
リピート型は、決められたレンジ幅や利確幅で繰り返し売買を行う仕組みです。
取引ルールが手動設定できる開発型を選ぶと、自分なりのカスタマイズができ、取引経験が積めます。
初心者でFXに関する知識や経験が乏しくても、選択型やリピート型はあらかじめ設定されたルールで売買可能です。
運用方法で選ぶほか、最小取引単位や通貨ペアも確認しましょう。
FX自動売買ができるおすすめ8社と特徴は以下の通りです。
FX会社名 | 特徴 | 最小取引単位 | 通貨ペア数 |
---|---|---|---|
外為オンライン | 売りと買いが相場トレンドに合わせて切り替わる中・長期運用向けコースを用意 | 1,000通貨 | 26種類 |
松井証券 | 1通貨100円からFX自動売買が始められる | 1通貨 | 32種類 |
みんなのFX「みんなのシストレ」 | 好成績を残すトレーダーと同じ取引ができる | 1,000通貨 | 46種類 ※リピート注文は13種類 |
インヴァスト証券「トライオートFX」 | 運用実績のあるストラテジーが選べる一方で、カスタマイズ性も高い | 1,000通貨 | 20種類 |
FXブロードネット「トラッキングトレード」 | トレンドに合わせて売買するレンジ幅も追尾するから取引チャンスが多い | 1,000通貨 | 24種類 |
フジトミ証券「シストレセレクト365」 | キャラクターの姿をしたストラテジーを選ぶだけでポートフォリオも作成できる | 10,000通貨 | 4種類 |
アイネット証券「ループイフダン」 | 無料デモ口座でFX自動売買の経験を積んでから本番に挑める | 1,000通貨 | 21種類 |
マネースクエア「トラリピFX」 | 具体的なリスク試算や無料セミナーがあり初心者でも使いやすい | 1,000通貨 | 17種類 |
外為オンラインでは、相場トレンドの転換にも対応できる自動売買コースを用意しています。
FXの取引経験がなく、あらかじめ用意された取引ルールで自動売買を行いたい人は選択型での運用を選びましょう。
みんなのFX「みんなのシストレ」は、利益を出している現役トレーダーと同じ取引が再現可能です。
ゆくゆくは自分で戦略を立てたいと考えているなら、カスタマイズ性の高いインヴァスト証券「トライオートFX」が向いています。
用意できる投資資金が少ないときは、予算に合わせて100円からFX自動売買が始められる松井証券が最適です。
取引方法の希望や取引単位を元に、自分に合うFX会社で取引を始めましょう。
外為オンラインの自動売買は相場トレンド変動に対応できるコースも選べる
項目 | 詳細 |
---|---|
自動売買の種類 | リピート型(既存プログラム、手動設定) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 26種類 |
- トレンド追従タイプと取引相場限定タイプの2種類4コースを用意
- 予算1万円程度でFX自動売買が始められる
- 高い利益を獲得している注文プログラムがランキングから選べる
- 注文をカスタマイズしやすく取引経験者まで幅広く対応できる
- デモ口座で自動売買取引を経験できる
外為オンラインのFX自動売買は、トレンド追従タイプと設定範囲内で取引を繰り返すタイプの2種類を用意しています。
トレンドとは相場の方向性で、相場が継続的に上昇または下降している状態です。
トレンド追従タイプはトレンドに従った取引を行う仕組みで、上昇トレンドでは購入、下降トレンドでは売却を実施します。
比較的安定性のある取引方法のため、初心者でも取り組みやすいです。
外為オンラインでは売買期間や用意できる資金に応じて、自分に合った自動売買コースが選べます。
項目 | iサイクル2取引(相場追従型) | サイクル2取引(ボックス型) |
---|---|---|
特徴 | トレンドに追従して売買を繰り返す | あらかじめ指定した相場範囲内で売買を繰り返す |
取引単位 | 1万通貨 | 1,000通貨 |
必要資金 | 10万円程度~ | 1万円程度~ |
想定取引期間 | 2~3か月程度 | 1週間~1か月程度 |
ロスカット基準(証拠金維持率) | 20% | 100% |
相場追従型はトレンド転換を検知して自動で売買ポジションを判断するため、中長期運用を目指す人でも取引チャンスを逃しません。
取引単位は1万通貨からで、ある程度まとまった投資資金を用意できる人向きです。
証拠金維持率20%までロスカットに耐えられ、ポジションを維持しながらぎりぎりまで利益を狙って運用できます。
FX取引では、証拠金を担保に手持ちの投資資金以上の取引をするレバレッジ取引ができます。
大きな利益を上げられる可能性がある反面、取引の継続で利用者の資産がマイナス(負債)となるリスクも高いです。
高額の損失を出さないためにも、損失が一定以上になると強制的に決済して損切り(ロスカット)します。
例えば1ドル=150円のとき、1万ドルの運用には通常150万円とまとまった資金を用意しなくてはなりません。
しかしレバレッジ10倍の取引をするときは、必要証拠金は15万円で済みます。
必要証拠金と口座に預けている資産が同じ金額のとき、証拠金維持率は100%です。
「iサイクル2取引 トレンド追従型」のロスカットは、必要証拠金に対して資産が20%以下になったときに発動、強制決済で運用が終了します。
ロスカットの基準は、1%~100%と幅広い範囲の中からFX会社ごとに設定されます。
ロスカットの基準が低いと、手持ちの資金が大幅に減るまで決済されず、想定外のタイミングで資産を大きく失うリスクは低いです。
ロスカットされる前に相場が変動すれば、利益が出るまでポジションを維持し続けられます。
反面ロスカットが実行されたとき手元に残るお金は少なく、100万円の運用資金が、ロスカットに遭って20万円以下に減る可能性も。
定期的に相場とポジションをチェックして、含み損が大きくなっているときは裁量取引も取り入れましょう。
ボックス型は変動幅が限られているから初心者向き
「サイクル2取引 ボックス型」はあらかじめ価格の上限と下限を設定し、想定した変動幅の範囲内で売買を繰り返します。
トレンドが継続的に上昇または下降していなくても、一定の範囲内で行き来するレンジ相場(ボックス相場)で取引機会が増えるのが特徴。
証拠金維持率が100%を切るとロスカットされるため、損失が出ても手持ちの資産を大きく目減りさせずに自動売買で運用が続けられます。
「急な相場変動で大きな損失を出すのが不安」といった初心者に向いた取引方法です。
損失リスクが心配な人は、ボックス型で少額取引ができる「L25Rminiコース」やデモ口座取引から挑戦しましょう。
取引シミュレーションの高利益ランキングからプログラムが選べる
自動売買の設定方法が分からない人は、ランキング方式やマトリクス方式で注文ルールを選びましょう。
ランキング方式では、シミュレーションで高い利益を出しているプログラムの詳細を確認しながら選択可能。
必要資金や通貨ペアを指定して、自分でも取引できるプログラムから好みのものを選べます。
マトリクス方式は、注文間隔や変動幅の組み合わせによるリスクを可視化し、許容できるリスクの範囲を元に設定する方式です。
「一度の取引で大きく利益を狙いたい」「売買チャンスを増やして積極的に取引したい」といった希望とリスクの大きさを比較して、冷静に戦略が練られます。
相場トレンドに合わせて取引したい初心者から、取引に慣れて細かくプログラムを設定したい人まで使いやすいFX会社が希望なら、外為オンラインのFX自動売買を選びましょう。
松井証券のFX自動売買は1通貨からの少額取引が可能
項目 | 詳細 |
---|---|
自動売買の種類 | リピート注文(手動設定) |
最小取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア数 | 32種類 |
- 100円あればFX自動売買が始められる
- 自動売買機能の利用に特別な手数料は発生しない
- 通貨ペア数が多くリスクを分散しやすい
- スマホアプリから簡単に設定や取引ができる
- 設定がシンプルだから初心者でも挑戦しやすい
松井証券のFX自動売買は、1通貨単位からの少額取引が可能で初心者でも大損のリスクを抑えられます。
自動売買の最小取引単位は1,000通貨単位からのFX会社が多く、低予算で始めると元手に対して高いレバレッジをかける「ハイレバレッジ」になりがちです。
例えば1ドル=150円で1,000ドル取引したいとき、レバレッジ25倍の必要証拠金は6,000円です。
レバレッジ25倍は国内FXで最も高く、ロスカットで大損するリスクが高くなります。
手元の資金で1万円分の損失が出ただけでも、実際には25倍の25万円失う計算です。
ロスカットによってすべて売却されれば、自己資金ではカバーしきれない額の損失が出る可能性もあります。
リスクを抑えてレバレッジ5倍で運用するときは、最低でも3万円は投資資金として必要です。
自動売買では1,000通貨単位の取引を複数注文するため、3万円だけでは戦略通りの運用ができません。
FXでは新規で買い注文または売り注文を行い、決済していない状態は「ポジションを保有している」と言われます。
決済したら利益が上がる状態を含み益、損失が出る状態を含み損と表現し、決済して利益や損失を確定させる仕組みです。
自動売買では複数のポジションを建てて売買を繰り返すため、元手が少ないと自然にレバレッジが上がり、小さな値幅の動きでロスカットされるリスクがあります。
リスクを避けるには、高額の自己資金を要しなければいけません。
1ドルから取引できる松井証券なら、レバレッジ5倍でも必要証拠金はわずか30円で済みます。
余剰資金から十分に調達しやすい金額で、毎月投資金を増やしたり複数の通貨ペアで自動売買したりと戦略を練りやすいです。
少額取引ができればロスカットに備えられる十分な資金も用意しやすく、長期運用にも向いています。
シンプルなリピート注文でスマホアプリからも設定しやすい
松井証券のFX自動売買はシンプルなリピート注文で、分析に基づいたプログラムを選ぶタイプではありません。
自動売買でも自分なりの戦略を立てながらFX取引ができ、少額取引で経験値を積めるのが大きな特徴です。
以下の通り設定する項目は少なく、松井証券のスマホアプリからも簡単に注文や取引履歴の確認ができます。
- 自動売買するレートの幅
- 取引単位
- 注文値幅
- 決済する利益幅
- 損切り価格
相場が設定したレート内に差し掛かると新規注文が約定し、相場が注文値幅の分だけ変動するともう一つ新規注文が約定します。
利益幅が決済する基準に達したら、自動で決済注文が入り利益を確定。
損失が広がる一方の相場になったときのために、損切り価格の設定も可能です。
自動売買の結果は毎日確認と分析をして、自動売買ツールをカスタマイズしながら自分に最適なプログラムを作りましょう。
取引にあたりスプレッド以外の特別な手数料は発生せず、少額取引でも余計な手数料で利益が相殺される心配はありません。
少額でマイペースにFXの自動売買をしたい人は、松井証券の口座を開設しましょう。
みんなのFX「みんなのシストレ」は簡単設定で好成績なトレーダーと同じ取引ができる
項目 | 詳細 |
---|---|
自動売買の種類 | 選択型 リピート型(既存プログラム) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 46種類 ※リピート注文は13種類 |
- 自動売買の取引情報を提供してくれるストラテジーを選ぶだけで簡単にFX自動売買が始められる
- ストラテジーはトレーダーと機械によるプログラムの両方が選べる
- 収益が出ている組み合わせがランキングで分かる
- 表示されている情報がシンプルで知識のない初心者でも分かりやすい
- 自動売買専用のスマホアプリがあるから管理しやすい
みんなのFXの自動売買サービス「みんなのシストレ」は、SNS感覚でプログラムをフォローして取引を始められる手軽さが魅力。
実際のFX取引で利益を出しているトレーダーと同じ注文(ミラートレード)ができ、トレンド転換期や相場の急変時も臨機応変な取引が期待できます。
こまめに取引内容をチェックし、どのような投資判断をしているか学習して今後のFX取引に生かしましょう。
みんなのFXを利用している実際のトレーダーと同じ取引以外に、機械により作成されたリピート注文プログラムも選択可能です。
リピート注文はあらかじめ利益確定幅まで決められており、難しい投資判断は必要ありません。
取引の手軽さを重視する人や、トレーダーやプログラムを参考にして投資したい人は、みんなのFX「みんなのシストレ」を利用しましょう。
ストラテジーはランキングや検索から簡単に探せる
ストラテジーはみんなのFXで自動売買の取引情報を提供するトレーダーや、投資戦略を搭載したプログラムです。
ストラテジーの収益ランキングが公表され、フォローとセレクトをして、取引開始ボタンをタップするだけでFX自動売買が始められます。
プログラムを探すときも、以下の項目を選ぶだけで自分に合った検索結果が表示されて選びやすいです。
- 推奨証拠金
- ストラテジーの種類
- 通貨ペア
- 取引期間
難解な用語は使われておらず、収益率や損益グラフから直感でプログラムを選べるのが特徴。
取引開始前に、直近20日間の決済をもとにしたシミュレーションで想定される損益も確認可能です。
「なんとなくFXの自動売買を始めてみたい」程度の初心者でも、投資デビューしやすい環境が整っています。
自動売買専用スマホアプリがあるから取引が管理しやすい
みんなのシストレには、みんなのFXから独立した自動売買専用スマホアプリがあります。
他のFX会社では、自動売買は取引機能の一部として扱っているケースが多く、確認や取引開始に辿り着くまでの操作が多くなりがちです。
専用アプリでは見たい情報にアクセスしやすく、プッシュ通知も自動売買に関する情報のみ届くため煩わしさがありません。
知識や取引経験が乏しいうちは、大きな利益を得ようと裁量取引をして大損しがちです。
FX取引は自動売買に集中させたい人は、みんなのシストレアプリを活用して効率よく運用しましょう。
インヴァスト証券「トライオートFX」は投資経験に合った自動売買スタイルが選べる
項目 | 詳細 |
---|---|
自動売買の種類 | 選択型 リピート型(既存プログラム、手動設定) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 20種類 |
- 長期的にレンジ相場を形成しやすい通貨ペアの選択型プログラムを用意
- 投資経験豊富なトレーダー考案のプログラムが豊富
- FX自動売買で利益を出している人の運用ルールが閲覧できる
- テクニカル指標を用いた独自ルールが作成できる経験者向けツールもある
- FXだけでなくETFの自動売買もできる
インヴァスト証券のFX自動売買サービス「トライオートFX」は、初心者から投資経験者まで自分に合ったスタイルで利用できます。
初心者で取引ルールを決める自信がない人は、すでに考案された運用ルールを選択して取引を始める、セレクト機能で運用プログラムを選びましょう。
プログラムの考案者は以下の通りで、スペシャリストの手法を利用可能です。
- 投資経験豊富なブロガー
- ストラテジスト(投資に関する専門家)
- トレーダー
収益率や損失の基準をクリアしたプログラムのみ掲載されており、必要な資金や実際の収益も確認してから取引が始められます。
安定した長期運用を目指したい人は、厳選された通貨ペアで分散投資ができる世界通貨セレクトもチェックしましょう。
過去10年の値動きや相場急変も加味したプログラムが用意され、複数の通貨ペアを組み合わせて手軽に分散投資ができます。
レベルアップしたいときは独自にルールをカスタマイズできる
自動売買やFX取引に慣れて初心者を卒業したいときは、チャートメイクやビルダー機能にも挑戦しましょう。
チャートメイクは、チャート上で今後の値動きを予想して線を引くだけで売買戦略が自動で提案される機能です。
提案には自分なりのカスタマイズを加えられ、証拠金に対するバランスメーターも表示されるため大きなリスクを事前に避けられます。
バランスメーターの表示例は以下の通りです。
- バランスが良い
- 余力がある
- 資金効率が高い
- 余力が少ない
余力が少ないと表示されたらロスカットの可能性があるため、早めの対策も可能です。
一から自分でルールを作成したいときは、2つのビルダー機能で好みの設定を作りましょう。
ビルダー機能はカスタマイズ性が高く、自分の売買アイデアやリスク管理手法を生かせます。
簡単にリピート注文のルールを作りたいときは、レンジ幅や利確幅といった簡単な項目を入力するだけのビルダー機能が便利です。
引用元:ビルダーとは|インヴァスト証券
作成したルールは、過去レートや相場変動リスクをもとにシミュレーションでき、想定される損益や推奨証拠金も確認できます。
さらに分析を加えて複雑な条件を設定したい人には、テクニカル指標をもとに売買ルールが作れるテクニカルビルダーを利用しましょう。
2つのインジケーターで買いシグナルが出たら注文するよう設定できたり、テクニカル分析から相場のトレンドを予測したりできます。
インジケーターはチャート内に表示できるサポートツールで、チャートを見やすくする意味があります。
インジケーターの種類は多くあり、2種類程度を組み合わせるとより正確な分析を期待可能です。
テクニカル分析はチャート上の過去の値動きから将来の相場を予想する方法を言います。
レベルに応じて運用方法を変えたい、自分好みにルールをカスタマイズしたいといった人はトライオートFXで自動売買に挑戦しましょう。
FXブロードネット「トラッキングトレード」のリピート注文は投資チャンスを逃さない
項目 | 詳細 |
---|---|
自動売買の種類 | 選択型 リピート型(既存プログラム、手動設定) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 24種類 |
- 想定変動幅は常に移動し、値動きを追いかけて自動で注文できる
- ルール別の損益ランキングからプログラムが選べる
- ロスカット率が1%~20%と低めのコースもある
- ワンタッチ設定で熟練トレーダーのミラートレードができる
- 無料で利用できるデモ口座で取引のシミュレーションができる
FXブロードネットの「トラッキングトレード」は、シンプルなルールで自動発注される、リピート型の自動売買注文機能を言います。
相場に合わせて取引価格帯も移動するのが最大の特徴です。
一般的なリピート注文はレンジ幅を価格で設定するため、相場がレンジ外に出てしまうと取引チャンスがありません。
対してトラッキングトレードはリアルタイムで値動きのある価格帯を追尾し、すべての値動きを取引の対象とする手法です。
取引する価格帯の設定に悩まずに済み、トレンド発生時も相場を追いかけて自動で売買注文を入れます。
相場が徐々に上昇または下降トレンドを形成しているときに、運用を多少放置しても取引チャンスを逃しません。
時間は取れないけれど取引チャンスを逃したくない人は、FXブロードネットの「トラッキングトレード」を活用しましょう。
損益ランキングからプログラムが選べるから初心者でも始めやすい
注文間隔や通貨ペアをどう設定すればいいか分からない人は、損益ランキングを確認しましょう。
設定別に損益や利食い回数が表示され、利益が大きい順に表示されています。
利食いとは含み益が出ているときに決済し、利益を確定する取引。
利食いが多ければいいとも限らず、売るのが早すぎて大きな利益を逃すケースもあり、タイミングを自分で判断するのは難しいです。
自動売買なら難しい判断を迫られる不安がありません。
表示されている中から運用したい設定を選択するだけで自動売買が始められ、まだ経験が乏しい初心者でも始めやすいです。
注文は売りまたは買いどちらか一方のプログラムとなるため、こまめに相場をチェックしてトレンド転換による損切りやロスカットを防ぎましょう。
強制ロスカットとなる水準は選んだコースにより異なり、証拠金の1%~20%の低い水準でも運用できます。
コース | 取引証拠金に対するロスカット率 |
---|---|
ブロード1コース | 1% |
ブロード20(ブロード20ライト)コース | 8% |
ブロード25(ブロード25ライト)コース | 20% |
ブロード25MC(ブロード25ライトMC)コース | 20% |
ブロード25S(ブロード25ライトS)コース | 100% |
ロスカット率が低いと、資金を有効活用できる一方、相場の急変で資産が大きく目減りするリスクもあります。
ロスカット率が低いコースで運用するときは、こまめに相場を確認しましょう。
相場転換までチェックできない人はワンタッチ設定もチェック
トラッキングトレードには、独自の取引ルールを持つ熟練トレーダーのキャラクターが4人います。
トレードスタイルには「テクニカル重視」や「過去の高値と安値を重視」などがあり、自分のスタイルや希望と近い手法で自動売買したい人にぴったりです。
キャラクターを選ぶだけで同じ取引が実行でき、相場をこまめに確認する必要はありません。
それぞれの運用実績は損失も含めて公表されており、運用に関する情報はX上に投稿されるため取引は透明性が保たれています。
何をどう設定したらいいか分からない人や、手軽に自動売買を始めたい人はワンタッチ設定の利用も検討しましょう。
フジトミ証券「シストレセレクト365」はキャラクターを選ぶだけで自動売買が始められる
項目 | 詳細 |
---|---|
自動売買の種類 | 選択型 |
最小取引単位 | 10,000通貨 |
通貨ペア数 | 4種類 |
- ストラテジーがキャラクターに扮していてFX取引への抵抗感が少ない
- 複数のストラテジーを組み合わせて簡単にポートフォリオが作れる
- ポートフォリオを組むと取引前にリスクが数値化される
- 通貨ペアは4種類のみだから初心者でもストラテジー選びで迷いにくい
- 収益率ランキングが随時更新されていて運用を見直しやすい
フジトミ証券の「シストレセレクト365」は、計25種類のストラテジーが可愛い見た目のキャラクターに扮しているのが特徴的なFX自動売買です。
以下の例の通りキャラクターそれぞれに名前があり、性格も設定されていて、ゲーム感覚でFX取引が始められます。
ストラテジーは以下3つの要素で取引スタイルを差別化しています。
項目 | 詳細 |
---|---|
運用スタイル | カウンタートレード型(レンジ相場向け) トレンドフォロー型(トレンド相場向け) |
売買頻度 | 少なめ 中間 多め |
参考にするテクニカル指標 | 1~3種類の指標を組み合わせて投資判断に活用 |
テクニカル指標を用いてそれぞれの基準で自動売買を行っているため、リピート型と違いトレンドの転換にも柔軟に対応。
ストラテジーは4種類の通貨ペアとの組み合わせで計100通りあり、相場環境や通貨の値動きに合わせてこまめに変更できます。
通貨ペアが少ないため、投資判断に迷いが出にくい点も初心者にとって扱いやすいです。
FXに難しいイメージがある、親しみやすい方法で取引したいといった人は、キャラクターを選ぶだけで済むフジトミ証券「シストレセレクト365」を利用しましょう。
ポートフォリオを作成して分散投資できる
運用スタイルや参考にするテクニカル指標が異なるストラテジーを組み合わせると、リスクを分散してFX自動売買ができます。
選び方に迷ったら、随時更新されるストラテジーランキングを確認しましょう。
2025年8月8日時点のランキングでは、1位の収益率は+82.67%と高めの水準です。
ストラテジーを選んで取引数量を決定すると、リスクメーターで運用リスクを数値化するサービスも用意。
現在の資産額に対する推奨証拠金の割合で計算され、50%以下であればロスカットのリスクが低い状態です。
100%を超えると資産額が推奨証拠金を下回っており、資産を失うリスクが高いと分かります。
「リスクが分からないと不安」といった初心者でも、リスクが許容できる範囲か無理なく判断可能です。
取引開始前にポートフォリオからリスクメーターが算出されるため、予算に合った取引になるよう組み合わせを調整しましょう。
アイネット証券「ループイフダン」はルール設定がシンプルで初心者が利用しやすい
項目 | 詳細 |
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自動売買の種類 | リピート型(既存プログラム) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 21種類 |
- ループイフダンBSは売りと買い両方の注文ができて取引機会が多い
- ランキングから予算内で収益が出せるプログラムが分かる
- 無料のデモ口座でループイフダンを使った取引の練習ができる
- 相場に追従して取引を行う損切り設定も可能
- 目安資金表で予算に応じたリスク管理ができる
アイネット証券の「ループイフダン」は、あらかじめ用意されたプログラムを選ぶだけでFX自動売買が始められるサービスです。
各プログラムはカスタマイズできない仕様のため、決める項目が少なく初心者でも注文しやすいのが特徴。
注文時に決める項目は以下の通りです。
- 通貨ペア
- ポジション方向(売り・買いの選択)
- 売買システム(注文値幅の決定)
- 損切り設定
- 取引数量(1,000通貨単位)
- 最大ポジション数
取引数量や最大ポジション数は、目安資金表を確認して設定するとリスクを抑えた運用ができます。
損切り設定をオンにすると、決済から遠ざかったポジションを損切りしながら新しい注文ができ、相場に追従して取引が行えます。
決済から遠ざかったポジションとは含み損が拡大していて、決済すると損失が確定する状態です。
保有し続けているとさらに損失が大きくなりがちなので、損切りが行われます。
取引機会を増やして利益を得るチャンスがある一方、相場の動きによっては損失が膨らむリスクもあり戦略立てが必要です。
自動売買だからと完全に任せきりにするのではなく、運用やリスクの管理は自分で行う必要があるためFXの取引経験値も身に付きます。
どの通貨ペアや設定が利益を出しているかは、ランキングから確認可能です。
こまめに運用状況を見直し、必要に応じてプログラムを変更しましょう。
ループイフダンBSでトレンドが読めない相場にも対応
売り買いどちらでポジションを持てばいいか分からないときは、両方向の注文に対応する「ループイフダンBS」が選べます。
通常、FXのリピート型自動売買では売り買いどちらかのポジションしか設定できません。
売りと買い両方向のポジションを保有したいときは、必要証拠金が2倍必要です。
ループイフダンBSでは、ポジション1つ分の必要証拠金で売り買いどちらにも対応。
トレンドの方向が定まらない相場でも、売買チャンスを逃さず取引機会が増やせます。
アドバイス機能で随時設定の見直し提案や資金不足の指摘が受けられるため、初心者でもリスク管理がしやすいです。
無料デモ口座で自動売買が経験できる
資産を失う不安が大きい人は、無料のデモ口座でループイフダンを体験しましょう。
リアルタイムの相場環境と本番と同じ機能を使って、仮想資金300万円を運用できます。
デモ口座で自動売買が体験できるFX会社は少ないため、使い勝手を確かめてから取引を始めたい人にも向いています。
デモ口座で自信を付け、運用感覚が身についたら本番の取引に挑戦しましょう。
マネースクエア「トラリピFX」は事前のリスク試算で投資資金をコントロールしやすい
項目 | 詳細 |
---|---|
自動売買の種類 | リピート注文(既存プログラム、手動設定) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 17種類 |
- リスクを試算すると具体的にロスカット基準も明示してくれる
- ストラテジストが提示する戦略を選んでクイック注文できる
- 前月に好成績を残した設定や実際の利益が確認できる
- 本格的にFX取引を始めたい初心者向けにZoomによる無料セミナーを実施
- アプリから日々の損益が確認できるカレンダーや資産推移グラフが確認できる
マネースクエアの「トラリピFX」は、15年前からサービスをスタートしている老舗のFX自動売買システムです。
指定したレンジ内で売買を繰り返すシンプルな注文方法で、入力した条件に応じてリスクが試算できます。
ロスカット基準価格や具体的な損失額が分かるため、リスクの高い無計画な運用を事前に止められる点が大きなメリット。
手動設定で注文できるほか、ストラテジストが提案する戦略を選ぶだけで取引が始められるクイック注文も利用可能です。
手動設定に迷う人でも、戦略や前月に優秀な成績を残した人の設定を参考にすれば、スムーズに取引を始められます。
資産運用の初心者向け無料セミナーを実施
トラリピFXでは、FX取引が初めての人向けの無料セミナーを実施しています。
無料セミナーのテーマの例は以下の通りです。
- はじめてのFX・トラリピセミナー
- はじめての世界戦略セミナー
Zoomで開催されるため居住地を選ばず、専門スタッフが直接質問に答える時間も用意。
「膨大な情報から自分が知りたい項目を見つけるのが難しい」といったときでも、悩んでいる内容に対してピンポイントで回答してもらいやすいです。
資産運用そのものが初めてで用語が分からない人でも、セミナー受講でFX取引や自動売買への理解が深められます。
自動売買向けの通貨ペアや具体的な注文方法の解説もあるので、全く知識がない状態から始める人はセミナーで投資感覚を養いましょう。
本気でFX取引を始めたい人や、知識を身に着けて投機的な資産運用を避けたい人に向いています。
アプリで日々の運用成果や資産の推移が確認できる
トラリピFXのスマホアプリでは、売買注文ができるだけでなくカレンダーで日々の運用成果も確認できます。
ひと月単位の運用結果も簡単に確認できるため、相場に合わせて運用方法を見直しやすいです。
アプリから簡単にアクセスできると、運用を放置せずこまめに確認してロスカットを防げます。
リスクを抑えてシンプルな自動売買サービスを利用したい人は、トラリピFXに口座を開設しましょう。
FXの自動売買の運用方法は3タイプ!投資レベル別おすすめの選び方
FXの自動売買の運用方法は大きく分けて以下の3タイプがあり、投資経験や目指したいレベルに合わせて選べます。
取引手法 | 特徴 |
---|---|
選択型 | ・独自の戦略(ストラテジー)で注文や決済を判断 ・利益を出しているトレーダーと同じ取引ができる |
リピート型 | ・分析に基づいて設定された売買基準で繰り返し取引 ・手動設定で注文ルールを設定、自動で売買を繰り返す ・レンジ幅固定、相場追従型、トレンドに応じて売買転換などFX会社ごとに特徴がある |
開発型 | オリジナルの売買ルールをプログラムして自動売買できる |
選択型は取引経験がない初心者でも気軽に始められ、あらかじめ用意された戦略でFXの自動売買が行えます。
リピート型はいくつかタイプがあり、FX会社ごとにシステムやルールが異なるのが特徴です。
あらかじめおおまかな売買ルールが決められたタイプや、完全手動設定で取引経験が積めるタイプもあります。
開発型はオリジナルの売買ルールを構築するもので、FX取引だけでなくプログラミング要素もあり上級者向けです。
投資経験や希望を元に、自分に合う取引手法で投資できるFX会社に口座を開設しましょう。
選択型は知識がない初心者でも上級者の取引ルールで手軽に運用できる
選択型の自動売買は、あらかじめ用意された投資戦略(ストラテジー)を選んで運用する方法です。
FXに関する知識がない状態でも、上級者の戦略を再現した取引ができます。
自動売買の選択型で選べるのは、以下2種類です。
- 収益を上げている実際のトレーダーと同じ取引を行うミラートレード
- FX会社やストラジテスト(投資専門家)が過去の相場を分析して作ったシステム
ミラートレードは、対象にしたトレーダーが注文した通りに取引を行う運用方法です。
みんなのFX「みんなのシストレ」では、取引を真似したいトレーダーをフォローし、取引開始を選ぶだけでミラートレードが可能です。
対象トレーダーの判断で売り買いが行われるため、相場トレンドに関わらず取引が行われます。
ただし対象トレーダーが必ずしも利益を上げるとは限らず、想定とは異なる注文で大きな損失を出す可能性も。
ミラートレードで取引経験を積みたい人は、どのようなタイミングで売買を行うのか注視して自身の資産運用に生かしましょう。
FX会社や専門家が構築したシステムトレード(シストレ)にも注目
FX会社が用意するストラテジーを使う取引は、システムトレード(シストレ)とも呼ばれます。
過去の値動きやテクニカル分析から、各社高い収益率にこだわったシステムを用意しているのが特徴です。
選択型のストラテジーを用意しているおすすめFX会社は以下の通り。
- インヴァスト証券「トライオートFX」
- FXブロードネット「トラッキングトレード」
- フジトミ証券「シストレセレクト365」
トライオートFXでは、投資専門家や実績あるトレーダーが考案した取引ルールで運用できます。
トラッキングトレードは、独自の取引ルールを持つ4タイプの架空トレーダーを選択するだけで運用が可能。
過去の運用実績をすべて公表しており、納得した上で自動売買を始められるのが特徴です。
シストレセレクト365は戦略が異なる25人のキャラクターを用意し、複数を組み合わせてリスク回避と長期運用を目指します。
それぞれ初心者でもすぐに取引が始められるよう、難しい操作や用語なしで注文可能です。
トレーダーによる取引を元に投資の勉強をするならミラートレード、収益にこだわるならシステムトレードを選びましょう。
リピート型は一定の条件で繰り返し売買するから幅広い投資レベルに対応
リピート型のFX自動売買は、一定の条件を設定して自動で繰り返し売買を行う運用方法です。
設定した相場の範囲(レンジ幅)内で一定の値動きがあると自動で注文され、ポジションを保有します。
保有したポジションが設定した利確幅まで値上がりしたら、順次決済注文を出して利益を確定させる仕組みです。
例えば相場が30pips(30銭)変動することに買い注文を入れ、買値から30pips値上がりしたポジションから決済して利益を確定させます。
予算に対して保有するポジション数や注文間隔、レンジ幅の設定に戦略が必要です。
相場のトレンドが定まらないレンジ相場に強い運用方法で、値動きが小刻みなときでも利益が狙えます。
リピート型はFX会社ごとにシステムが異なる
リピート型の取引ルールはシンプルですが、FX会社により大きく特徴が異なります。
リピート型でFX自動売買を行いたい人は、以下の点に注目してFX会社を選びましょう。
- 取引できるレンジ幅は、相場追従型と価格で固定するタイプがある
- 相場環境に合わせて自動で売買が切り替わる取引方法もある
- 中級者や上級者は細かく手動設定やカスタマイズができるか確認
- 初心者はあらかじめパラメーター設定済のプログラムが使いやすい
取引を行うレンジ幅の設定は、トレンド相場を追いかけるタイプと価格を指定して取引可能な相場を固定するタイプがあります。
FX自動売買では、価格指定でレンジ幅を固定するのが一般的です。
相場追従型は取引チャンスを逃さず、長期的なトレンドに乗れるため中長期運用向きです。
買いポジションを設定しているとき、レンジ相場から上昇相場に転じたときはレンジ幅も追従します。
相場追従型を扱うFX会社は以下の通りです。
- 外為オンライン「iサイクル2取引 相場追従型」
- FXブロードネット「トラッキングトレード」
- 松井証券(トレール注文で可能)
- アイネット証券「ループイフダン」(損切りあり設定で可能)
コツコツ利益を出せる可能性がある一方、ポジション数が多くなりがちでロスカットに遭う可能性も高くなるためリスク管理が必要です。
レンジ幅を固定するタイプは、取引できる範囲が限定的で短期運用に向いています。
相場がトレンドに乗ると取引可能範囲から外れ、取引機会がなくなるためこまめな設定の見直しが必要です。
手動設定や既存プログラムの有無も確認
あらかじめ各パラメーターが設定されたプログラム(ストラテジー)があると、初心者でも迷わず自動売買が始められます。
中級者や上級者になると、細かくカスタマイズしたり自分なりの戦略で自動売買をしたくなりがちです。
先を見据えるなら、手動設定も可能でテクニカル分析も設定に使えるFX会社を選びましょう。
FX会社 | パラメーター設定 |
---|---|
外為オンライン | 既存プログラム 手動設定 |
松井証券 | 手動設定のみ |
みんなのFX「みんなのシストレ」 | 既存プログラムのみ |
インヴァスト証券「トライオートFX」 | 既存プログラム 手動設定 テクニカル分析の結果も設定可能 |
FXブロードネット「トラッキングトレード」 | 既存プログラム 手動設定 |
マネースクエア「トラリピFX」 | 既存プログラム 手動設定 |
外為オンラインやインヴァスト証券「トライオートFX」を選ぶと、初心者から上級者まで納得して取引できる可能性があります。
売りと買いどちらのポジションも持てる運用方法もある
取引を始めるときは、相場トレンドを見て売りまたは買いどちらで注文を入れるかも決めます。
一部のFX会社では、1つのプログラムで両方のポジションを持てる設定も用意。
- 外為オンライン「iサイクル2取引」
- アイネット証券「ループイフダン」
相場に合わせて自動で売りと買いを判断するため、運用中にトレンドの転換があっても利益を狙いやすいです。
より多くの取引機会を得たいときは、売りと買いどちらのポジションも持てる運用方法を検討しましょう。
開発型(設定型)はプログラミング知識があるFX上級者向け
開発型(設定型)は、自分で一から売買ルールをプログラムする上級者向け運用方法です。
自由度の高さが最大の特徴で、FX会社が用意する注文方法では対応できないパラメーターや細かい売買条件も設定できます。
開発型で自動売買を運用するなら、FXの取引経験や知識だけでなくプログラミングスキルも身に付けましょう。
開発型で自動売買を行いたい人は、開発したプログラムで電子取引ができるサービスの利用が必要です。
代表的なプラットフォームがMetaTrader(メタトレーダー)で、現在は「MT4」や「MT5」が使われています。
メタトレーダーを扱っており、取引口座も開設できる代表的な日本のFX会社は以下の通りです。
- 楽天証券「楽天MT4」
- ゴールドウェイ・ジャパン「FXTF MT4」
- 外為ファイネスト「ファイネストFX(MT4、MT5)」
上記のFX会社で口座を開設し、メタトレーダーでEA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれるプログラムを使用すると自動売買が可能です。
EAをプログラミングで設計する以外に、設定済みのプログラムを販売している企業もあります。
どちらを使用するにしても、初心者には難しく不向きな方法です。
FX取引経験が乏しい人は、最初はある程度決められたルール内で取引できるサービスを利用しましょう。
カスタマイズ性が欲しい人は、設定にテクニカル分析を組み込める「トライオートFX」の利用が向いています。
FXで自動売買を利用するメリットは3つ
FXで、手動ではなく自動売買を利用するメリットは3つあります。
- 最低限の知識でFX取引が始められる
- 感情的な取引を防げる
- 仕事中や就寝中でも自動で取引が行われる
選択型の自動売買を選ぶと、初心者でも上級者や分析から得られたルールで取引できます。
FXの裁量トレードでは、相場下落の不安や稼ぎたい気持ちから感情的に決済注文しがちです。
為替相場は24時間動いているものの、チャート画面に張り付いてチャンスを狙っていては日常生活に支障が出ます。
初心者にありがちなFXの失敗は、自動売買の利用で防ぎやすいです。
できるだけリスクを抑えてFX投資を始めるなら、自動売買機能を活用しましょう。
FXに関する知識がない状態でも戦略的な売買が行える
FXの自動売買では、全く知識がなくても専門家やFX会社が分析をもとにした戦略で取引ができます。
自動売買で取引しながらFXに慣れたい人は、選択型の運用方法を選びましょう。
投資可能金額や通貨ペアといった、専門知識がなくても選択できる項目を設定するだけで取引が始められます。
以下のFX会社では、気軽にFX取引を始めたい初心者向けの運用方法も選択可能です。
FX会社 | 初心者向けの特徴 |
---|---|
みんなのFX「みんなのシストレ」 | 実際のトレーダーと同じ取引ができたり、パラメーター設定済みのリピート型取引ができたりする |
FXブロードネット「トラッキングトレード」 | ワンタッチで運用成果を公開している4人のキャラクターと同じ取引ができる |
フジトミ証券「シストレセレクト365」 | 投資戦略が25人のキャラクターから選ぶだけで取引が開始できる |
FX会社が用意したプログラムや優秀なトレーダーは、過去の値動きやテクニカル分析をもとに取引を行っています。
自動売買だからと完全に放置するのではなく、こまめに運用成果を見て用語やチャートの見方に慣れましょう。
どれだけ収益率が高いトレーダーやプログラムでも、100%儲かる保証はありません。
運用成果を見て、損切りの必要性や運用方法の変更も検討して、取引経験値を上げましょう。
感情に左右されず機械的に注文するからストレスが少ない
FX取引は「大損するかも」「今注文したら儲かるはず」といった感情に揺さぶられやすいです。
自分で注文や決済のタイミングを決める裁量取引では、値動きに一喜一憂して自分で決めたルールを破るケースも少なくありません。
自動売買は事前に決めたタイミングが来たら機械的に注文と決済を行うため、投資判断に感情が入りにくいです。
後悔する衝動的な取引がなく、収益率や取引結果から冷静に運用方法を見直せます。
リピート型は取引ルールが単純明快なため、調整や運用ルールの変更がしやすいです。
FX取引に慣れてきたら、パラメーターをカスタマイズして自分なりの運用方法を見つけましょう。
チャート画面に張り付かなくても24時間狙ったタイミングで売買できる
FXの自動売買は24時間取引チャンスを逃さず、プログラムされた通りに売買を行います。
チャートやテクニカル分析を注視してタイミングを見計らう必要がないため、時間効率のいい資産運用が可能です。
為替取引は世界中の市場で行われており、仕事中や就寝時間も常に値動きがあります。
取引機会を逃したくないからと常に相場の値動きをチェックしていると、日常生活に支障が出かねません。
自動売買なら、忙しくて長時間チャートを確認するのが無理な人でも狙ったタイミングでFX取引ができます。
重要な指標の発表やテクニカル分析のサインも気にせずに済む
重要な指標が発表されるときは相場が大きく変動する可能性があり、裁量取引では儲けるチャンスだとFX取引に時間を取られます。
テクニカル分析で売買サインが出そうなときも、タイミングを逃すまいとチャート画面に縛られがちです。
他の用事があるときはチャート画面から離れなければならず、結局取引チャンスを逃すケースも。
自動売買でFX取引を行えばリアルタイムでチャートを見る必要はなく、時間があるときに運用の見直しをするだけで済みます。
拘束時間の長い資産運用は負担が大きく長続きしにくいため、自動売買で程よく距離を置いてFX取引を行いましょう。
FXの自動売買には注意したいデメリットもある
FXの自動売買には注意点やデメリットもあり、事前に理解してから取引を始める必要があります。
- 運用結果を見直して分析しないと経験値は上がらない
- 損切りの判断は機械任せではなく自分で行う必要がある
- 相場の急変で一気にロスカットまで進む恐れもある
- 短期間で大きく儲かる運用方法ではない
運用結果の見直しや分析をしなければ、投資の経験値が上がらず初心者から抜け出せません。
自動売買だからと放置していると、いつの間にか損失が大きくなりがちです。
狙いとは逆方向に相場が急変すると損切りが間に合わず、ロスカットで運用が終了するリスクも。
次々に利益を確定して短期間で大儲けする運用方法だと思われがちですが、自動売買は含み損を抱えつつ小さな利益を積み重ねる手法です。
自動売買ならではのデメリットは、実際の資金を運用する前によく確認して、デメリットがカバーできるよう運用方法を工夫しましょう。
自動売買に任せきりだと投資経験値は上がらない
自動売買の運用結果について、一切分析を行わずに投資判断をしていると、FXの投資経験値は上がりません。
「なんとなく良さそう」「ランキング1位だから」といった理由でストラテジーを選び続けると、利益や損失が出る理由も分からないままです。
最初は気分でストラテジーを選んだとしても、相場との相性や利益率はこまめに確認しましょう。
ゆるやかな上昇トレンドでは、買いポジションで注文するストラテジーは取引機会が多く利益も出しやすい傾向です。
しかし下降トレンドに転じると、買いポジションでは取引機会がないばかりか損失が膨らみやすくなります。
なんとなく損しているからストラテジーを変えるのではなく、テクニカル分析も取り入れて運用がうまくいかない理由も考えなければなりません。
リピート型で運用している人は、レンジ幅や取引幅の設定が最適かこまめに見直し、投資感覚を身に着けましょう。
必ず儲かるシステムではなく自分で損切り判断が必要なケースもある
FXの自動売買は設定通りに注文するだけで、必ずしも儲かるタイミングでポジションを持つとは限りません。
いつ相場が大きく動いてトレンドが急変するか誰にも分からないため、運用を続けていれば手動での損切りを検討するシーンも出てきます。
損切りは今以上に損失を拡大させたり、ロスカットによる強制終了を防いだりするために不可欠な投資判断です。
自動売買の損切りで失敗するパターンは2種類あります。
- 損切りを躊躇しているうちにロスカットに遭った
- 相場の急落で不安になり損切りしたが、すぐに相場は回復した
損切りは自身で損失を確定させるため、躊躇する人も少なくありません。
今後相場が想定していた方向に動くかもとポジションを保有し続けると、損失が拡大してロスカットされる恐れがあります。
相場が急変すると冷静な投資判断ができなくなり、不安感から損切りしたものの後から見たら決済の必要はなかったケースも。
いつでも理想通りの取引ができるとは限らず、損切りが正解だったかは後から検証が必要です。
日常生活に必要なお金までFX取引に使ったり、ハイレバレッジで運用したりするほど損切りの判断は鈍ります。
初心者のうちはレバレッジを2倍~3倍程度にとどめると、焦らずに済む可能性が高いです。
損失が出る取引もあると受け入れ、資金的にも心理的にも余裕を持って運用を続けましょう。
相場の急変や政治経済情勢による変動には対応しきれない
自動売買はレンジ相場や安定したトレンドが形成されているシーンに有効で、相場の急変には対応しきれません。
決済ルールが明確な一方で柔軟な取引ができないリピート注文は、相場の急変には特に弱い傾向です。
短時間でロスカットされるケースもあり、経験者でも投資判断が難しくなりがち。
影響力の強い投資家が突然大量の資金を動かしたり、政治経済で突発的な事件が発生したりするときは、テクニカル分析で売買サインが出ません。
相場を十分に分析して構築されたシステムや、熟練トレーダーのミラートレードでも大きな損失が出る可能性はあります。
相場の急変時には、裁量取引と同じく損失リスクが高いことを理解した上で、自動売買を利用しましょう。
生活に必要なお金を確保した上で、余裕のあるお金のみ投資に回すと、万が一があっても生活に支障が出るリスクを減らせます。
短期間で大きく儲けたい人には不向きな運用方法
FXの自動売買は中長期向けの運用方法で小さな利益をコツコツ積み上げる戦略のため、短期間で大儲けはできません。
過去何年分もの値動きを参考にし、幅広いレンジ相場での取引を前提とするため、ポジションに対して十分な資金も必要です。
自動売買の基本的な運用方法であるリピート型は、多くのポジションを保有して含み損を抱えながら利益を確定していきます。
大きく利益を出そうとハイレバレッジ取引を行うと、早い段階でロスカットに遭う可能性が高いです。
短期間で資金を大きく増やせる取引方法は、同時に資金を大きく失うリスクも高くなります。
自動売買は大儲けできるツールではなく、長期的に資産を増やせる取引方法だと考えましょう。
FX自動売買は危険でおすすめしないと言われる理由は?
FX自動売買は危険、損するからおすすめしないといった意見をよく目にします。
数ある資産運用方法の中でもネガティブな印象を持たれやすいのは、以下の理由があるためです。
- SNSの怪しい投資勧誘や詐欺商材に使われるケースがある
- 資金が不十分だとハイレバレッジでリスクの高い運用になりやすい
- 放置すると大損する可能性がある
自動売買は簡単に儲けられる、放っておくだけで勝手に稼いでくれると考えていると、高額な詐欺商材に引っ掛かりやすいです。
自動売買は未決済のまま保有するポジションが多くなるため、必要証拠金が少ないと気づかないうちにレバレッジが上がり、リスクも高くなります。
勝手に注文と決済を繰り返してくれるからと、完全に放置するのはロスカットによる運用終了を待つのと同じです。
FXの自動売買をお勧めしないと言われる理由を把握し、危険を避けて運用できるよう、知識を身に付けてから投資を始めましょう。
高額なFX自動売買ツールには詐欺商材も含まれている
FXの自動売買はツールやメタトレーダーのプログラムをネット上で購入できますが、中には詐欺商材も含まれています。
「放っておくだけで勝手に稼いでくれる」「必ず儲かる」といった宣伝で売っている自動売買は詐欺の可能性が高いため、手を出してはいけません。
正規のFX会社が公式サイトでリスクについて明記しているように、FX取引を始めるならリスクの許容が必要です。
SNSは投資詐欺の入口になっているケースが多く、お金をだまし取られる手口もあります。
FX自動売買の投資詐欺の例は以下の通りです。
- 自動売買用の偽口座や偽サイトに誘導し、運用がうまくいっていると見せかけて投資資金をだまし取る
- 業者と連絡が取れなくなり、取引用に預けたお金が出金できなくなる
- 出金するのに高額な手数料を要求される
FX取引の勧誘は、電話やWebなどアプローチ方法を問わず金融庁登録済みの企業以外は行えません。
海外の取引所を利用するときも、未登録業者が日本人を相手に勧誘するのは禁止されています。
日本に居住する者に対してFX取引を業として行うには、金融商品取引業の登録が必要です。たとえ海外で金融商品取引のライセンスを持つ業者であっても、日本で登録を受けずに日本に居住する者に対して金融商品取引を業として行うことは禁止されています。
引用元:消費者庁
FX自動売買に限らず、リスクなしで簡単に儲ける方法はありません。
業者側からの勧誘や自動売買だから必ず儲かるとの宣伝は詐欺だと考え、自分からアプローチするのは避けましょう。
未決済注文が多くなりやすく資金が少ないとハイレバレッジになる
FX自動売買のうち、リピート型は未決済注文が溜まり必要証拠金も多くなりがちです。
最初はレバレッジ5倍程度で運用していても、ポジションが増えるといつの間にかレバレッジ25倍の運用となっているケースもあります。
例えば1ドル=150円を基準として、10万円の資金でドル/円の自動売買を行うケースのレバレッジは以下の通りです。
保有ポジション | レバレッジ |
---|---|
1つ | 1.5倍程度 |
5つ | 7.5倍程度 |
10個 | 15.0倍程度 |
※1注文あたり1,000ドルの買い注文を入れるとして試算
必要証拠金の額は変わらないため、ポジションが増えるごとに少ない資金で多くの注文を入れている状態になります。
1注文あたり1,000ドルの買い注文を入れるとき、保有するポジションが1つだとレバレッジ率は1.5倍程度です。
保有ポジションが5個に増えるとレバレッジ率は7.5倍、10個のときは15倍と倍率は上がり、少しの値動きでもロスカットされるリスクが高まります。
最初は余裕を持って運用していても、相場が一方向に進むといつの間にかハイレバレッジになりやすいです。
ロスカットのリスクを少しでも減らすには、ポジション数を少なくしたり注文間隔を広くしたりと工夫する必要があります。
ただしどちらの対策も取引機会を減らすため、積極的に運用したいときは十分な運用資金を用意するほかありません。
FX取引に使える資金が少ないときは、少額取引に対応する自動売買を選びましょう。
松井証券のFX自動売買は1通貨から取引でき、100円程度から運用できます。
何もせず放置していると大損する可能性もある
FX自動売買は、放置していれば勝手にお金を稼いでくれるツールではありません。
24時間チャートを見ていなくても売買チャンスを逃さない、FX取引の負担を下げるのが目的の運用方法だと考えましょう。
取引戦略は、相場の状況や運用成績により定期的に見直す必要があります。
例えば買いポジションで自動売買を行うリピート注文は、上昇トレンドのときは利確につながりやすいです。
しかし下降トレンドに転じたときにポジションを多数保有したまま放置していると、含み損が拡大してロスカットにつながります。
ストラテジーを選ぶだけの選択型で運用するときも、相場環境と戦略の相性はこまめなチェックが必要です。
相場環境が急に変わると、手動で損切りしたり資金を追加したりしなければ簡単にロスカットされて運用が終わります。
損失のリスクがあるのは、FX自動売買に限らずどの資産運用でも同じです。
放っておくだけで簡単に儲かる投資はないため、定期的に運用結果を見直しましょう。
FX自動売買で失敗するリスクを減らすコツ
FX自動売買で失敗したくない、できる限りリスクを減らしたい人は以下の点を確認してから取引を始めましょう。
- 口座開設は日本国内で認可済みのFX会社を利用する
- まずは少額取引やデモトレードから始める
- ロスカットのリスクが少なくなるよう十分な資金を用意する
- 放置せず定期的に運用状況を確認する
FXの自動売買を始めるには、サービスを提供するFX会社で口座開設が必要です。
詐欺に遭わないためにも、必ず信用できる金融機関を選びましょう。
投資のために用意した資金は、取引に慣れないうちから全額使うと損切りの判断が遅れがちです。
損失が出ても精神的ダメージが少ない金額から始めるか、デモ口座で取引に慣れてから本番に挑みましょう。
機械による取引に頼らず、運用状況を確認して戦略を考えるのも失敗を防ぐのには欠かせません。
可能な対策を行い、リスクを軽減しながら投資を継続しましょう。
日本で認可を受けている金融機関の自動売買ツールを利用する
FXの自動売買を始めるには、対応する金融機関でFX専用口座を開設する必要があります。
口座開設から始めるときは、必ず日本で金融庁から認可を受けていて信用できるFX会社を選びましょう。
大半の金融機関では、口座を保有している人はツールの使用料が無料で、負担なく自動売買が可能です。
メタトレーダーを使うときは別でプログラムを購入して利用できますが、販売元が怪しくないか慎重に判断する必要があります。
「必ず儲かる」「どんどん稼げる」といった勧誘文句は、詐欺や悪徳商法の可能性が高いです。
初心者で知識や取引経験が乏しいうちは、FX会社が用意する選択型やリピート型の自動売買で経験を積みましょう。
既存のプログラムでは満足できなくなったときや、設定できるパラメーターの少なさに物足りなさを感じたら、上級者向けツールの利用も検討すると経験に合わせた運用が可能です。
少額から始められるかデモトレードができる金融機関を選ぶ
FX投資を始めるときは、最初から投資資金を全額運用するのではなく、少額取引やデモトレードができる金融機関を選んで相場に慣れましょう。
FX取引に慣れないうちは、投資判断や取引ルールが分からないまま資産を大きく目減りさせる恐れがあります。
多くのFX会社では、1,000通貨単位で取引可能です。
ドル/円やユーロ/円といったメジャーな通貨ペアは1通貨あたりの価格が高めで、ある程度まとまった資金がないと自動売買ができません。
ユーロ/円は2025年8月現在1ユーロ=約170円で、1,000ユーロ取引するには本来17万円必要です。
スプレッド10倍で運用するときの必要証拠金は1つのポジションにつき17,000円で、ポジション数を多く設定するほど必要資金は増えます。
最初から何十万円も自動売買で運用するのは抵抗があるけれど同じ金額を動かしたいときは、デモトレードが便利です。
デモトレードで自動売買ができるFX会社は以下の通り。
- 外為オンライン
- FXブロードネット「トラッキングトレード」
- アイネット証券「ループイフダン」
実際と同じ取引画面とリアルタイムチャートが利用でき、仮想資産を自動売買で運用できます。
実際のお金を使わないと緊張感がないと感じる人は、1通貨単位から取引できる松井証券の自動売買を検討しましょう。
少なめの予算でも、低レバレッジでロスカットのリスクが少ない状態で自動売買が利用できます。
資金に余裕を持って長期運用でコツコツ利益を得るのを目標にする
自動売買は頻繁にチャートを確認するタイプの取引ではなく、長期運用でゆっくり利確して資産を増やすのが目標です。
多数のポジションを保有し、あらかじめ決めた価格になり次第決済していくため、運用中は常に含み損を抱えます。
コンスタントに利益を得ていくには、多少相場が大きく動いてもロスカットに遭わないことが重要。
FXの自動売買では、ストラテジーを選んだりパラメーターの設定をしたりすると推奨証拠金が表示されるケースも多いです。
推奨証拠金は安定して運用できる基準で、レバレッジ率から計算される必要証拠金は最低限必要な資金を示します。
長期的に利益を積み上げるなら、推奨証拠金以上の資金で運用できるよう、取引数量を調整しましょう。
相場や運用プログラムを定期的にチェックして見直す
自動売買で失敗しないためには、相場を見て定期的に運用方法の見直しが必要です。
以下2点のチェックポイントは、長期運用をする上で欠かせません。
- 現在の注文ルールが相場に合っているか
- 安定運用のための資金は足りているか
為替相場の値動きを大きく分けると、上昇または下降トレンドかレンジ相場の3種類です。
買い注文だけしか出さない運用方法では、下降トレンドに転じたときに取引機会がなくなるだけでなく損失も膨らみやすいです。
ストラテジーの収益ランキングが確認できるFX会社なら、ランキング上位が以前と入れ替わっている可能性もあります。
どのような戦略が現在の相場で成果を上げているのか、こまめに確認して自分の資産運用にも反映させましょう。
ポジション数が前回見たときよりも増えているときは、資産を足したり手動による損切りも検討しなくてはなりません。
定期的に自動売買の運用状況をチェックするには、アプリで確認できるサービスが便利です。
みんなのFX「みんなのシストレ」は自動売買専用アプリを用意しており、見たい情報にアクセスしやすいです。
マネースクエア「トラリピFX」では、カレンダーで毎日の運用益がひと目で確認できます。
負担の少ない方法なら運用状況のチェックを習慣化しやすく、長期運用しやすいです。
相場や運用プログラムを定期的にチェックし、ロスカットのリスクを減らしましょう。
FX自動売買のおすすめに関するQ&A
FX自動売買のおすすめを知りたい人の、よくある質問をまとめました。
- 大きく儲けたいなら海外FX?
- 儲かる通貨ペアは?
- 自動売買で億り人になれる?
FXの自動売買を始めるとき、大きく儲けたい人は多くいます。
海外FXのほうが儲けられそう、値動きが大きくどんどん儲かる通貨ペアやツールがあれば使いたいと考えるケースも少なくありません。
しかし大儲けすることばかり考えていると、詐欺や悪質商法に引っ掛かるリスクも高くなります。
他の資産運用と同様に、FXの自動売買はリスクなしで楽をして儲かる手段ではありません。
気になる点は投資を始める前に解消し、少しでもリスクを減らして運用できるよう、準備しましょう。
海外FXの自動売買のほうが儲かる?
海外FXは1,000倍以上のレバレッジをかけられるケースもあり、最大25倍までと規制のある日本のFXよりも大きなお金を動かせます。
ハイレバレッジ取引は儲けられる可能性がある一方で、資産の大半を一瞬で失うリスクも大きく、安定した資産運用には向いていません。
メタトレーダーを使いこなせる能力と合わせて、ツールを24時間稼働させる専用サーバー(VPS)の契約も必須で運用コストがかかります。
信頼できるFX会社や有料ツールを見つけるのも難しく、詐欺の勧誘に使われるケースも少なくありません。
日本の会社でFX取引をする以上に知識と経験が必要なため、初心者は利用を避けましょう。
儲かる通貨ペアやおすすめ設定はある?
FXの自動売買では、流動性があり値動きが安定している通貨ペアが好まれる傾向にあります。
自動売買向きのレンジ相場を形成しやすいとして、近隣国同士の通貨ペアも選ばれやすいです。
- 豪ドル/NZドル
- ユーロ/英ポンド
参照元:インヴァスト証券
- 豪ドル/NZドル
- 米ドル/円
- メキシコペソ/円
参照元:松井証券
- 豪ドル/NZドル:38%
- 米ドル/円:17%
- 豪ドル/円:8%
参照元:アイネット証券
自動売買を扱うFX会社では、豪ドル/NZドルの利用者が多い傾向です。
取引数量が多くメジャーな通貨ペアである米ドル/円や、資金が少なくても運用しやすいメキシコペソ/円も利用者が多くいます。
FX会社ではストラテジーランキングでも人気の通貨ペアが確認できるため、運用の参考にしましょう。
どの通貨ペアを選んでも、世界情勢の変化や経済指標の発表で価格が乱高下するリスクはあります。
いくつかの通貨ペアで分散運用したり、十分な運用資金を用意したりして安定した運用を目指しましょう。
FX自動売買で億り人になれる可能性はある?
FX自動売買は、小さな利益を積み重ねていく中長期向けの資産運用方法です。
少ない資産から大きく儲けて、一攫千金や億り人を目指すタイプの投資手法ではありません。
億り人とは、FXを含む投資で億単位の資産を築いた投資家を例えた表現です。
効率よく資産を増やしたいからと、ハイレバレッジで運用すると小さい価格変動でもロスカットに遭う可能性があります。
短期間でより多くの利益を狙いたいときは、自動売買ではなく裁量取引で大きなトレンドに乗って売買するほうが現実的です。
SNSの宣伝で大儲けしたと言っている人がいても、鵜呑みにして信じないようにしましょう。